血糖値測定器の消耗品
血糖値測定器は、本体だけでは測定には至りませんね。
穿刺針を使って出血させて、その血液をチップ(センサー)に付着させ、本体で数値を測定させるというのが、血糖値測定器の使い方の流れです。
穿刺針は、血液が付着しますので、使い捨てであるため、消耗品としてのコストがかかります。
血液を付着させるチップ、これも消耗品です。
血糖値測定器で自己測定をする場合は、本体に合った穿刺針とチップという二つの消耗品が必要になるわけです。
継続して行わなければならない血糖値測定には、それなりのコストがかかるのですね。
血糖値の測定に慣れるまでに、それなりの手間がかかってしまいます。
血液は、空気に触れるとすぐに凝固が始まってしまいますので、測定には手早い作業が必要なのです。
固まった血液では、正確な血糖値が測れないからです。
しかし、凝固するまでに測らなければという焦りから、血液の量が少なくなってしまい、上手く測定できないこともあります。
二度付けは厳禁ですので、上手く測れなかった場合、新しいチップを用意しなければなりません。
また、開封してから時間の経ったチップを使うと、湿気を含んでいるので、実際よりも低い値が出てしまいます。
それでは、せっかく測定しても意味がありませんね。
開封してから時間の経ったチップを使うのも厳禁ですので、気をつけてくださいね。
血糖値測定器の操作に慣れるまでは、消耗品の量も多く必要になってしまうことが考えられますね。
もし、コストに拘る人は、消耗品のコストの安く済む機種を選ぶと良いでしょう。
消耗品のコストの安く済む機種を探している方には、バイエルメディカル製の「アセンシアプリオ」がお勧めですよ。
血糖値測定器の穿刺針とセンサーの取替えは、毎回欠かせないものです。
どちらも血液が付着するものなので、衛生面のことを考えれば、その作業は当然のことですよね。
しかし、毎回毎回、交換作業をし、測定準備をし、測定結果を待つという動作を繰り返し行わなければならないと思うと、忙しい人には、とても負担に思えるのではないでしょうか。
そのような方には、穿刺針とセンサーを備蓄しておくことが可能な機種の血糖値測定器があるということを知っておくと便利ですね。
ロシュ・ダイアグノスティクス製の「アキュチェックコンパクトプラス」であれば、センサーがドラム型になっていて、17枚分のセンサーがドラムに内蔵されています。
17回分の測定に関しては、センサーの取り付けの手間が省けます。
また、同社の「アキュチェックアビバ」であれば、穿刺針が6回分内蔵されたドラムを使用していて、6回分の穿刺針の取り付けの手間を省くことができます。
このように、血糖値測定器の機種によっては、穿刺針とセンサーの取替えの手間を省けるものもありますので、取り付けの手間に煩わしさを感じる人には、このような機種がお勧めです。
ただし、センサーには有効期限があることを忘れないようにしてくださいね。
買いだめをして、有効期限が切れてしまったら、元も子もありませんので、有効期限内に使えるだけの数量を購入するようにしましょう。
血糖値測定器選びと測定時間のポイント
血糖値測定器には、メーカーによってそれぞれ機能に特徴があります。
毎日利用する血糖値測定器を選ぶには、どこにポイントを置けばよいのでしょう。
メーカーの機種によって、それぞれポイントを抑えた機能がありますが、まず「痛み」について説明していきます。
血糖値は、毎回、多少なりとも採血しなければ測定できません。
測定の度に、体に針を刺すことになります。
選択のポイントは、大した痛みでないのなら、と判断するか、少しでも痛みの少ないものが良い、と判断するかになります。
「表示」についてですが、血糖値測定器で得た結果は、原因の追究、今後の治療に大きな影響を与えるものですので、しっかりと数値を把握できることが必要です。
測定結果が見にくいと、数字を見間違えてしまう可能性があります。
視力が弱かったり、小さな字が見えにくかったりする人は、表示の見やすいものを選ぶようにしたほうが安心です。
次に、血糖値測定器の「記憶」についてですが、自己測定で測定された結果は、主治医に見せて今後の治療のための診断材料として使われます。
そのため、毎回記録を残すことが必要不可欠なのです。
結果をノートなどに記述するということもできますが、なかなか面倒なものです。
なるべく多くの記憶容量をもつ血糖値測定器を選ぶと、面倒なノートへの記述もしなくて済みます。
この他、測定器選びのポイントとなるのは、測定器本体の大きさや重さ、測定する部位についてチップは使いやすいかどうか、消耗品にかかるコストはどうなのかなどです。
自分が使うにあたって、気になるポイントを抑えた血糖値測定器を購入したら、次は測定時間について考えてみましょう。
これからの治療に役立たせるデータをとるためには、測定時間は大事なものです。
神経質になりすぎて、頻繁に血糖値を測ってばかりいても仕方ありません。
また、ポイントがずれた測定時間だと、統計結果を比較しにくくなってしまいます。
自分の糖尿病の状態によって、抑えておくべきポイントを把握して、血糖値測定器を利用することをお勧めします。
血糖値測定器で測定する時間ですが、食前、食後2時間、就寝前、午前3時がポイントとなります。
そして、その中で1日2回測定する日を、1週間に2回または3回設けるようにします。
1日2回行う測定は、先ほど述べた時間の中から選ぶことが好ましいです。
食前の場合は、なるべく朝食前、食後の場合は、朝食または夕方が好ましいようですね。
週に一度は、ポイントとなる時間の4回を測定するとベストのようです。
もし、状態が思わしくなく、コントロールを強化しなければならない状況にある場合、必然的に測定回数を増やす必要があります。
その場合、毎日、毎回の食事の前と、夕食後か就寝前は必ず測定するようにしましょう。
また、特別なイベントなどで、普段と違う食事をした時、いつも以上に激しいスポーツをした時など、普段の生活状況と異なった環境に置かれた状況の場合は、その前後にその都度測定することが必要です。
あと、低血糖状態に陥っている時には、測定回数を増やすことが必要です。